Client映像制作関連トピック
雑記
iPad用「DaVinci Resolve」
Blackmagic Design
「DaVinci Resolve for iPad」配信開始。無料で利用可能
Blackmagic Designは2022年10月2日、iPad用の「DaVinci Resolve」を発表した。2022年第4四半期にApp Storeから無料でダウンロードできるようになる。iPadOS 16以降に対応。アプリ内購入で、アップルのNeural Engine機能をサポートする「iPad用 DaVinci Resolve Studio」へのアップグレードが可能。 Apple Siliconに最適化されたアプリで、「M2」プロセッサを搭載した新しいiPad Proを使うと、Ultra HD ProRes映像のレンダリングパフォーマンスが4倍高速になるという。 |
|
目次 ■iPad用 DaVinci Resolve Studio ■推奨されるiPadのスペック |
|
■iPad用 DaVinci Resolve Studio |
M1チップを搭載した 12.9型iPad ProでのHDR表示にも対応。Apple Studio Display、Pro Display XDR、AirPlayディスプレイへ、外部モニタリング出力もできる。 編集用のカットページとカラーページは12.9型iPad Proのディスプレイに最適化。MultiTouchテクノロジーとApple Pencilにも最適化されており、Magic Trackpad、Magic Keyboard、Smart Keyboard Folioも利用可能。 DaVinci Resolve 18のプロジェクトファイルに対応するほか、Blackmagic Cloudを介したマルチユーザーコラボレーションも利用可能。 H.264、H.265、ProRes、Blackmagic RAWのメディアファイルに対応。iPadストレージ、写真ライブラリ、iCloudからのクリップも扱える。USB-C経由で、外付けのストレージから素材を読み込むこともできる。 |
■推奨されるiPadのスペック |
iPad版「DaVinci Resolve」に対応しているのは、A12 Bionic チップ以降を搭載したiPadかつ、iPadOS 16.0以降となっている。 Apple シリコン以外のチップを搭載したiPad Proでもスムーズな動作は可能なようだが、AI機能や書き出しなど、一部限定される部分もあるため注意が必要。そのため、基本的にはM2チップ、M1チップを搭載したiPad Pro、iPad Airの使用を推奨。 特にM2チップ搭載のiPad Proでは、Apple Pencilの「ホバーモード」が使えるため、より操作性がデスクトップ版に近づく。「ホバーモード」はApple Pencilを画面に近づけると、真下にあるツールがハイライトされる、PCでいう「マウスオーバー」にあたる機能。 デスクトップ版とも互換性があるので、「簡単な編集作業をiPad版で行い、続きはデスクトップ版で」といった使い分けも推奨されそうである。 |